>>339
古代中国の名君が、自分が善政を行えて
いるか知りたくてお忍びで街に出た
ある男が
「今、自分達が幸せに暮らせてるのは
君主様のおかげ。こんな善政を敷く
君主様で我々は本当に幸せ者だ」
と唄っているのを聞いた
名君は喜びながらも、ふと、
「これは臣下が私の機嫌をとるために
男にそう唄わせているのではないか」
と疑念がつのり、もっと確かめたくなった
ある酒場で昼間から男が酔っ払い、
「天気も良くて酒は美味いし腹一杯、
ああ幸せだ、オレには天下も君主も
関係ないさ」
と唄ってるのを聞き、ここで名君は
「これこそ私が善政を行えている証だ」
と大層満足して帰ったとか

真の善政とは民が君主の存在を忘れ、
政治や軍事や天下国家について憂える
ことがないものである
評価システムを頭ごなしに否定はしないが、
点数を稼いで得られる善政は真の善政とは
言えないのではなかろうか