https://mobile.twitter.com/GdPanzergraf/status/1526507844484272128
西側の軍当局によると、プーチンとゲラシモフ参謀総長(解任ではなかった!)は、
通常、旅団長・連隊長が行う現場レベルの部隊指揮に介入しているとのこと。

同情報源は、失敗続きのドンバス作戦において、
戦術レベルであるBTG(大隊戦術群)の動きについて、プーチンは口出ししていると述べる。
国際戦略研究所(IISS)のベン・バリー氏は、「政府の長は、
日々の軍事行動にはまってしまうのではなく、政治的戦略に集中しているべきだ」と語る。
なお、ドンバス戦についてロチャン・コンサルティングのムジカ氏は、
迅速なセベロドネツク占領に必要な戦力ですらロシアは持っていないと指摘する。

さて、プーチンの戦術指揮への関与ですが、
独ソ戦中期以降のヒトラーの振る舞いを想起させます。
1942年9月8日、独軍夏季攻勢“ブラウ作戦”遂行中の頃ですが、独軍の防御戦術に不満を抱いたヒトラーは、
現場介入的な総統指令を出しました。そして、それは独軍から優位性を奪うものでした。

この総統指令の悪影響について、軍事史家のGLANZT & HOUSEは、
「最終的に、ヒトラーは防御戦闘を個人的に指揮すると宣言し、東部戦線の全指揮官に対して、
現位置に関する詳細地図、補給・戦力評価の提出を求めた。

この要求は、独軍の戦術的成功を保証してきたもの、つまり課せられた任務を遂行する手段を
下位指揮官が選択できるという独立性に対する、さらなる打撃となった」(WEHN TITANS CLASHED, Rev. Ed., p.203)
と指摘しています。

軍に苛立ったプーチンも、ヒトラーと同じ罠に陥ったようです。
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