https://news.yahoo.co.jp/articles/2244b4baafa7f0dae9d815de4f3a534ce83da1ca?page=2
小谷教授は「ウクライナ反撃の突破口は間違いなくM777。今後の作戦を進める上でもかなり有効になる」としています。

畔蒜泰助さん:
大きな流れとしては、ウクライナ側が徐々にロシアを押し返している、
というのが基本的なトレンドだと思います。ロシア側としては、
今後何らかの形で戦力を立て直す措置が必要になってくると思います。
5月9日の戦勝記念日のときに宣言されなかった動員の話とか、
どこかの段階でもう一度出てくる可能性は十分にあると思います。

これまでドンバス地方=東部を落とすことができればそれを戦果として今回の侵攻が終わるのではないか、
という報道がありました。それもできなくなったとして、ロシア側としてはもう退避せざるを得ない状況になった場合、
何を基準にプーチン大統領は侵攻終了の判断を下し得るのでしょうか?

畔蒜泰助さん:
退避せざるを得ない状況になった、という判断をプーチン大統領が下すとしたら、
それは逆に言うと、ロシア国内における“プーチン政権の終わり”を意味することになると思います。
それはプーチン大統領としてはできない。
そうすると残るは、これまで使ってこなかった兵器。化学兵器なのか戦術核なのか、
そういうところに最終的にプーチン大統領が手を伸ばす可能性は、そこまで追い込まれると逆に高まってくると思います。