中国の王毅外相、日本に「火中の栗を拾うな」と警告 日米を牽制
2022/5/18 18:48

【北京=三塚聖平】中国外務省によると、王毅(おう・き)国務委員兼外相は18日、林芳正外相とのオンライン会談で、日本側に対して
「他人のために火中の栗を拾い、自らの利益のために災いを人に押し付けるという誤った道を歩まないでほしい」と警告した。

王氏は、近く開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合を挙げて、
「日米は、中国の主権と安全、発展の利益を損なうべきではない」と反発した。
バイデン米大統領の訪日を前に、日本側を牽制したとみられる。

王氏は、バイデン氏の訪日前から「日米が共同で中国に対抗するという論調が言いはやされている」と主張。
日米に対し「二国間協力は陣営対立を扇動すべきではない」とクギを刺した。
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このままロシアがウクライナ戦争で自滅・没落したら中国がほぼ単独で西側諸国に包囲される形で対峙しなきゃならんから、
そりゃ集金兵も焦るでしょうなと。

日本だって00年代までの中国みたいに、相応の利を示せば話し合う余地はあったかも知れませんが、2010年代以降は
日本に対して敵意剥き出しの武力恫喝外交一本鎗だったのだから、自ら対日外交のパイプを断ち切りました。

果たして集金兵皇帝が生きている間に対日外交の抜本的な転換が行われるのか、その可能性は低そうですが。

あるとすれば、プーチン失脚とロシア再解体でロシアが名実ともに一等国の座から滑り落ち、中国が反米陣営の
唯一にして最大の盟主になってしまった時ぐらいでしょうが。