米が露の黒海封鎖打破へ、ウクライナに対艦ミサイル供与=関係者
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-arms-idJPKCN2N525K

バイデン米政権は、ウクライナに新型の対艦ミサイルを供与し、ロシアの黒海封鎖を打ち破る手助けを
することを検討している。複数の関係者が明らかにした。

3人の米政府高官と2人の議会関係者は、米ボーイングの「ハープーン」やノルウェー企業と
米レイセオンの「NSM」の2種類の対艦ミサイルをウクライナに直接供与、もしくはこのミサイルを保有する
欧州の同盟国から供与する案が活発に検討されていると述べた。

英国防省によると、現在ロシアの艦艇は黒海の作戦区域に潜水艦を含めて約20隻いるという。

ハドソン研究所の海軍関係専門家、ブライアン・クラーク氏は、ハープーンのように射程が100キロを超える
対艦ミサイルが12基から24基あれば、ロシア艦艇に十分脅威を与えられ、ロシア側に封鎖解除を
決心させられると指摘。

「もしもプーチン大統領が封鎖を維持しても、黒海に隠れ場所がない以上、ウクライナ側はロシア海軍の
主力艦艇を葬り去ることができる」と強調した。