観光大使はウクライナ侵攻で物議醸した元外交官 任命した南丹市「問題ない」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/794941
以前から世界を陰で操る勢力・ディープステート(DS)が存在するとの持論を持ち、ウクライナ侵攻にも関わっていると主張する。侵攻直前に収録された2月下旬の動画では「反プーチン勢力にウクライナは乗っ取られた」とし、プーチン大統領が侵攻せざるを得ないように仕向けていると説明している。

 陰謀論に詳しい評論家古谷経衡さんは「根拠は何一つなく、DSは存在しない。(陰謀論が流布すると)間違った考えを一部に植え付け、一部が過激化する。委嘱は取りやめるべきだ」と、観光大使任命の影響を危惧する。

 市は市役所に募金箱を置くなどウクライナ支援の意志を示している。山内守副市長は「馬渕さんは市民が世界で活躍する道しるべとなった人。観光大使に適任で、委嘱を取りやめる考えはない」とする。