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戦争研究所(ISW) ロシア攻勢戦役評価 1730 ET 20.05.2022 / 0630 JST 21.05.2022
要点
① セベロドネツクの南から同市への攻撃を継続するため、ロシア軍はポパスナの南北と西で占領地を少々広げた模様だ。

② ロシア軍はアゾフスタリから出てきたウクライナ守備隊の兵数を多く発表している可能性があるが、
それはウクライナ兵との捕虜交換が行われる場合に戻されるロシア軍捕虜の人数を最大にする意図、
もしくは、たった“数百”のウクライナ兵を相手に、月をまたぐ長さの包囲戦でロシア軍が拘束されたことを
認めてしまうと厄介な事態を招きかねず、それを防ぎたいという意図のためと思われる。

③ ロシア軍はハルキウ市北方のウクライナ反攻で失った拠点の一部を再占領した模様だ。

④ 南部方面では、ロシア軍はウクライナによる大規模反攻作戦と長期化する戦争に備えつつあるようだ。

ウクライナ東部
・ロシア軍はスロビャンスク方向への攻撃を実行したようだが、成功しなかった模様。

・南からセベロドネツクを攻めるため、ロシア軍はポパスナでの戦線突破の試みに集中している。

・一方でリマン西方でもロシアは攻勢を継続した。おそらくハルキウ州南部
(イジューム方面)の自軍と合流するために西進したいものと思われる。

ハルキウ市
ロシア軍による喪失拠点の再奪取の試みは、ウクライナ軍反撃作戦の妨害、
ロシア軍の再配置(撤退、他方面への配置、ハルキウ方面の防衛強化、等)のための時間稼ぎを目的としている可能性が大きい。

南方方面
ロシア軍は既存の防衛線の強化と、副次的な防衛線の構築に注力した。

トランスニストリア
ロシアによる不安定化工作が継続中とウクライナ参謀本部は伝えている。
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