戦史の探求
@noitarepootra

…この戦法とても、とても興味深い。

・戦車1輌の単独が、面砲撃済みの小村へ近づく。それも野原ではなく危険な街道を真正面から。
・同部隊の歩兵戦闘車はいるが後方待機。友軍降車歩兵確認できない。
・村付近にあるであろう敵隠蔽陣地からのATGM有効射程に入っても前進。非常に危険な近距離で停止.

戦車停車後、20秒で道沿いの戦車を攻撃できそうな防御位置に砲兵の1射目着弾。
2発目が10秒後、そこからきっかり5秒ずつ砲撃が道沿いにふりそそぐ。計9発。
戦車は砲兵2発目と同じタイミングで砲撃開始、以後斜線を殆ど変えず9~14秒以内に連射を5発。

停車から105秒で戦車は離脱。全14発。

最近距離で戦車の約100mに友軍砲兵が攻撃している。遠くても300m以内。
全砲撃箇所が事前に狙いを定められており、戦車は最速連射ができるラインを割り当てられてる。
且つドローンでリアルタイム観測。

恐らく戦車を囮にして、敵が遮蔽陣地から対戦車攻撃に出ようとするタイミングで砲弾を降らす戦術

場所はセヴェロドネツク南のNovotoshkovka、攻撃はLPR第4自動車化歩兵旅団の一部隊。本当に戦車は単独突出すごいしてる(1枚目)

同旅団の4月22日の動画の部隊と同じと思われる。町の中へ突入する時は、戦車が先頭で押さえておきながら歩兵と戦闘車が突入する通常の戦術を実行している。(2,3枚目)