米空軍、なぜいま「軽」攻撃機なのか A-10などの負担軽減、導入の背景に戦争の変質
2018.05.18
https://trafficnews.jp/post/80423
試験第1段階には、ブラジルのエンブラエル社が開発したA-29、アメリカのL3とエアトラクター社が開発したAT-802L、
アメリカのテキストロン社が開発したAT-6、同じくテキストロン社が開発した「スコーピオン」という4機種が参加しましたが、
試験第2段階に進めたのはこのうちA-29とAT-6のみでした。
この2機はいずれもノーズ部分に装備したプロペラによって飛行し、さながら第二次世界大戦機を彷彿とさせる見た目ですが、
もちろんレシプロエンジン機ということはなく、いずれもターボプロップ機です。
A-29は最高速度時速590km、機体にはロケット弾や誘導爆弾などさまざまな兵器を搭載できます。
一方のAT-6は最高時速約585km、機体には誘導ロケット弾をはじめとした多彩な兵器を搭載できます。
 現在アメリカ空軍では、アフガニスタンなどでの武装組織に対する攻撃にF-16などの戦闘機やA-10といった
攻撃機を投入しています。さらに将来的には、これらの航空機はステルス戦闘機であるF-35によって
更新される予定となっています。しかし武装も貧弱なこうした武装組織に対して、
F-16や、ましてやF-35を投入するのは非常に非効率的です。たとえるならば、ろうそくの火を消すために
消火器を使うようなイメージです。

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もう無人機の時代だろ