航空自衛隊C2輸送機のブレーキなどを生産する企業が今年2月に事業からの撤退を決めたことで、
C2の運用面への影響が懸念されている。

油圧機器大手のカヤバは2月の取締役会で、航空機器事業からの撤退方針を決定した。
同社は戦前、旧日本軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の油圧緩衝脚などを製造していた歴史ある企業。
ただ、利益率が低く調達数も少ない防衛産業の厳しい現状にさらされていた。

防衛省幹部は、カヤバの撤退について「氷山の一角だ」として、適正な利益水準の維持など抜本的対策
が必要との認識を示した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060200993&g=pol