“ビックリ箱戦車”も原因か 東部でロシア軍が苦戦(テレビ朝日系(ANN))

アメリカの国防総省はロシアがウクライナ東部で想定した戦果を上げられていないとの分析を明らかにしました。
その原因として、「ビックリ箱」と揶揄(やゆ)されるロシア軍の戦車が抱える欠陥も指摘されています。


CNNによりますと、こうしたロシア軍の戦車には「設計上の欠陥」があり、軍事侵攻が計画通りに進んでいないことを示しているといいます。

 これまで破壊されたロシア軍の戦車の残骸を見てみても、その多くは砲塔部分が吹き飛ばされていました。
 海軍分析センター、サム・ベンデット氏(CNNから):「とにかく弾が当たりさえすれば、たちまち搭載した弾薬に引火し、大爆発を起こす。砲塔は文字通り吹き飛ぶ」

 ロシア軍の戦車の問題点は弾薬の搭載方法にあるといいます。

 回転式砲塔の内部に多数の弾薬を搭載。被弾した場合は直撃でなくても連鎖反応によって搭載するすべての砲弾が爆発する危険があるといいます。
 さらに砲塔には2人、運転席に1人の兵士が乗り込んでいて設計上、被弾した場合は1秒以内に脱出しなければ全員、爆発の犠牲になってしまうのです。

 そのため軍事の専門家らは、ロシア軍の戦車を「ビックリ箱」だと呼んでいるといいます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f331d26b26d5236abd09deacb869784555104d1e