【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 04.06.2022

ドンバスの交戦地域上空でのロシアの航空活動は活発なままで、ロシアの航空機は誘導弾や非誘導弾を用いた攻撃を行っている。
この戦争初期の日々、ロシアがウクライナの戦略的防空システムを打ち破る、もしくは抑圧することができなかったため、陸上で
作戦行動中の部隊への戦術航空支援を提供できず、それがキーウ侵攻の失敗につながった。

結果的にロシアの航空活動は、ウクライナの増援の移動や補給物資の移動を妨げるための、空中発射型もしくは
地上発射型巡航ミサイルを用いた内陸部攻撃に限定されてしまった。しかし、このような攻撃のみでは戦争に決定的な
衝撃をもたらすことはできず、ロシアが保有する精密誘導ミサイルの数は特筆すべきほどに減少してしまったと思われる。

作戦上の重点がドンバスに移行したことで、ロシアはそのゆっくりとした前進を支援するための戦術的な空軍力の展開を
増すことができるようになり、圧倒的な火力の効果が及ぶように爆撃と集中砲火を組み合わせるようになった。

航空攻撃と砲撃の組み合わせ使用は、この地域で最近ロシアが戦術的成功を収めたことの鍵となる要素であった。
非誘導弾の使用増加により、ドンバス地方の住宅街の破壊は拡大する結果となったし、このことが相当規模の民間損害と
民間人死傷者を生じさせる原因になったことはほぼ確実である。

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