フランスのマクロン大統領は、3日に伝えられたフランスの新聞のインタビューで、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領について「歴史的かつ根本的な間違いを犯している」と述べ、改めて批判しました。
その一方で「ロシアに屈辱を与えてはならない。外交的な手段で出口を作ることができなくなるからだ」とも述べ、停戦交渉をめぐってフランスが仲介役を担うためにもプーチン大統領と対話ができる関係を維持したいという考えを示しました。
マクロン大統領は、制裁強化などの必要性を訴える一方で、先月、プーチン大統領と電話で会談するなど、対話を継続することも重視しています。
マクロン大統領の今回の発言について、ウクライナのクレバ外相は4日、ツイッターに投稿し、「ロシアに屈辱を与えることを避けようと呼びかけることは、フランスやそのような呼びかけをする他のすべての国が屈辱的になるだけだ」と非難しました。