ビットコ上げ材料ってこれだけ?

ネットゲーム、遊べば暗号資産で報酬 国内企業が参入、法的リスクも
ゲームをしながらお金を稼ぐ――。こんなことが身近になるかもしれない。スマートフォンやパソコンでプレーすれば、報酬として暗号資産が手に入る。ゲームとファイナンスを組み合わせた造語で「ゲームファイ」と呼ばれる仕組みだ。新興国で広まりつつあり、国内でもゲーム作品が登場している。一方で法的な問題も指摘されており、普及には課題も多い。
シンガポールにデジタルエンターテイメントアセットというベンチャー企業がある。経営者は日本人で、「ジョブトライブス」というゲームを運営している。
アイドルや宇宙飛行士といった「職業」をテーマにしたカードバトルゲームだ。カードごとに強い相手と弱い相手があり、対戦者が出すカードに応じてどう戦うのか決めていく。手持ちのカードはそれぞれ6枚。対戦者のカードをすべて倒したらアイテムが手に入る。
そのアイテムを会社側が独自に発行する「ディープコイン」というトークン(暗号資産)に交換することで、最終的にお金が手に入る。
暗号資産は通貨のような機能を持つ電子データで仮想通貨とも呼ばれる。ネット上で取引されビットコインなど多数の種類がある。ディープコインは1月から暗号資産交換業者ビットポイントジャパン(東京都)が取り扱いを始め、国内で売買できるようになった。
デジタルエンターテイメントアセットによると4月下旬時点では、「無料ユーザーでも1カ月頑張ると500円ぐらいは手に入る」という。