ロシアのサイバー攻撃「効果低い」 実際の戦闘と連動できず 欧州の専門家
時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f15d8f3066791ee69ef4f29d3ae9079b60e29f6
ロシアが軍事侵攻したウクライナに仕掛けたサイバー攻撃について、予想よりはるかに効果が低いという見解が相次いで示された。
フランス北部リールで8日に開かれたサイバーセキュリティーに関する国際会議で、欧州諸国のサイバー防衛担当幹部らが発言した。
ポーランドの担当幹部は、米軍に打撃を与えた旧日本軍の急襲攻撃を引き合いに「ロシアの過去の行動や能力から、専門家は『サイバー真珠湾』を確信していた」と指摘。
だが、ウクライナは持ちこたえ、ロシアとのサイバー戦は準備が可能であることが示されたと述べた。
リトアニアの担当幹部は、ロシアが「実際の戦争とサイバー戦を連動させる準備ができていなかった」と分析。ロシアの攻撃が「周到に計画されたものとは思えない」と語った。
フランスの担当幹部も、ロシアのサイバー戦能力について「われわれが思うほど強くない」と断言した