ウクライナ軍も戦争の長期化で疲弊と士気低下が顕在しているけど、対するロシア軍も兵站がアレ過ぎてねもう・・

ロシア軍は満足に服も洗えない…基本的な装備が圧倒的に不足している「プーチンの戦争」の現実
プレジデントオンライン 6/19(日) 10:16配信

■無計画な基地建設…米メディアが報じたロシア軍の物資不足

ロシア軍の基地で洗濯機がまるで足りず、民間人が自宅の洗濯機を使って戦闘服の洗濯を手伝う事態となっている。
ロシア東部、ウクライナ国境まで30キロの地点に位置するヴァルイキの町では、ロシア軍の基地がウクライナ侵攻後に急遽建設された。
ところが設備不足が甚だしく、軍服を洗うこともままならないという。 ロイターが報じた。

記事は近隣住民のリューボフ・ザスハルスカヤ氏の証言をもとに、「基地の洗濯設備では追いつかない」と報じている。
ザスハルスカヤ氏は、補給のためウクライナから戻った兵士たちから汚れた衣類を渡され、自宅の洗濯機で洗って兵士たちに返しているのだという。
戦闘服だけでなく、兵士が仲間の葬儀に参列できるようにと、制服にアイロンをかけたこともあるという。

この事態は、無計画な基地の建設によって引き起こされた。
ロシアが東部地方へ戦力を集中するにつれ、ヴァルイキの町は派遣部隊らの重要な集結地点となっている。
4月中旬、ロシア軍がウクライナ北部から撤退すると、多くの要員がトウモロコシ畑の広がるこの長閑(のどか)な町になだれ込んだ。
5月ごろにまでには野戦病院と小さな基地が建設され、いまでは装甲トラックの車列が絶えない。

こうしてロシア軍はこの町を兵站上の重要な拠点として扱うようになったが、基地内では汚れた戦闘服のクリーニングすら完結できない有様となっている。
(続く)