ロシア軍は6月24日にスロビャンスクの北とイジュムの西で攻撃作戦を開始したが、失敗した。ウクライナ軍参謀本部は、
スロビャンスクへの高速道路E40にあるボルホロディチュネとドリナでロシア軍の攻撃を撃退したと報告したウクライナ防衛省報道官の
オレクサンドル・モトゥジャニク氏は、ロシア軍がイジュム南西約35kmのバルビンコヴで再攻撃の条件を整えるために
クルカとヴィルノピリャで攻撃したが不成功に終わったと指摘した。Motuzyanykは、ロシア軍が追加の予備兵力を蓄積しており、
スロビャンスクへの攻勢を再開するためにライマンの北西の集落であるノヴォセリブカにウラガンMLRSの砲台を配備していると付け加えた。

ロシア軍は今後、スロビャンスクへの地上攻撃を行うよりも、ライマンからリシチャンスクへの作戦上の包囲を完了させることを優先させると思われる。
ロシア軍はシヴァスク(リシチャンスクの北西約28km)の砲撃を続けており、おそらくリシチャンスクに残るウクライナのGLOCを妨害するためであろう。
ロシアの軍事ブロガーであるYuriKotyenokは、ロシア軍は雨季の前の7月中旬までにリシチャンスクの占領を試みるだろうと指摘し、
泥道のためにロシアの前進が複雑になるだろうと述べたKotyenokは、ロシア軍には重装備のスロビヤンスクとクラマトルスクを包囲し、
アブディフカの北へ進むのに十分な人員がないとも述べた。ロシア軍は、セベロドネツクとリシチャンスクを攻略するための粉砕作戦の後、
スロビャンスクへの進攻を開始するために回復時間を必要とする。