ところで航空攻撃の命中率について

海軍航空隊、昭和14年度の成績 (資料は残ってないが開戦直前の昭和15年度の成績は更に良好だったらしい)

・ 急降下爆撃 艦爆
 目標・摂津(14ノット、自由回避) 命中率53.7%

・ 雷撃 艦攻30、陸攻36の共同攻撃 
 目標・戦艦戦隊(14ノット、自由回避) 命中率76.6%
戦史叢書・海軍航空概史 P144

ただし実戦では対空砲で撃墜されるので、これだけの命中率は発揮できないという意見も有った
反面、航空関係者は訓練時の状況からみて、わが海軍の防空砲火の命中率は、きわめて低いとみていた。

「海軍部内の航空関係者は昭和9年ごろには戦艦を廃止して航空を主兵にすべきと主張」
『戦史叢書・海軍航空概史』 "航空主兵、戦艦廃止論"より