>>38
WW 1が始まるまでは日露戦争の戦訓から砲撃で戦艦の甲板上の兵器を破壊して戦闘能力を奪う事はできるけど撃沈するのは至難だと思われていた 実際、黄海海戦ではかなり命中弾を喰らっても戦艦は沈まなかったし、日本海海戦でも戦闘能力を失った後に駆逐艦の魚雷で止めを刺された艦が多い
だから海戦で撃破した敵戦艦に戦艦が魚雷でトドメを刺すと言う運用は十分考えられた この頃までは魚雷より短射程な衝角搭載艦も作られていたからね
しかし実際に戦争が始まってみると射撃方位盤は主砲の有効射程を大幅に延ばし、遅動信管付きの徹甲弾は装甲をぶち破って主力艦を轟沈させる破壊力を見せつけた
また魚雷の威力と射程は戦艦と言えども迂闊に補助艦艇に近づくのが危険である事も明らかにした
なのでWW 1の戦訓研究が進む中で戦艦に魚雷が無用というのは各海軍での共通認識になっていくんだね