>>147
難関資格「区報配達士」取得への道は険しい。
まずは専従の党員としてのキャリアを最低40年積まなければ受験資格すら得られないのだ。
そして、受験資格を得たとしても厳しい試験が待ち受けている。党の指導理論についての知識を記述式で問われる筆記試験には明晰な頭脳を必要とし、自転車で10kmもの道のりを走らねばならない実地試験には強靭な肉体を必要とする。
こうして厳しい道のりを乗り越えた区報配達士は、党の街頭演説には無くてはならない人材である。
党の演説にヤジを飛ばす「馬鹿右翼」に対し、高速で持論を捲し立てて退散させるという重要な役割を持っているのだ。
また、「区報」を配達するという困難な使命も全うしなければならない。
以前はボランティアに無給で「区報」を配らせていたが、無給故に配達をサボったり労基に駆け込むボランティアが続出した。
「区報」を配り党勢を拡大するには区報配達士の力が不可欠なのだ。
(出典:『実録・世界の難関資格』民明書房刊行)