ISWハリコフ、南部論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-july-5
支援活動#1-Kharkiv市(ロシアの目的。イジュムへの地上連絡線(GLOC)を守り、
ウクライナ軍がロシア国境に到達するのを阻止する。)

ロシア軍は7月5日、ハリコフ市北部の限定的な地上攻撃を継続した。ウクライナ軍参謀本部は、
ロシア軍は防御態勢の維持とウクライナ軍の前進の阻止に注力しており、ロシア軍はSosnivka付近で
攻撃を試みたが失敗したと報告した。デルハチ市議会は、ウクライナ軍がプルディヤンカ、デメンティエフカ、
ピトムンクでのロシアの襲撃も撃退したと報告したロシア軍はハリコフ市と周辺集落のウクライナ軍のインフラと
兵力集中に対して激しい空爆と砲撃を続けた。

支援活動#2-南軸(ロシアの目標。ウクライナの反撃からケルソン州とザポリージャ州を防衛する。)

ロシア軍は7月5日、南軸の防衛線の維持とウクライナの反撃の撃退を優先した。ウクライナ南部作戦司令部は、
ウクライナ軍がLozove(ケルソン州のDavydivBridの南西)付近でロシア軍小隊レベルの攻撃を撃退したと報告し、
このことはウクライナ軍が不明の時点でLozoveに橋頭堡を再確立した、または6月初めに確立したものを
維持し続けてきたと思われることを示している。ロシアのテレグラムチャンネルRybarは、7月4日にロシア軍が
インフレート川沿いのスヌフリブカ-ロゾベ-ビラクリニツァのライン上でウクライナの攻撃を撃退したと主張した。
ロゾベとダヴィディフブリッド周辺の地形の正確な制御は不明なままだが、この地域でいくつかの領土を占領したようである。
NASAの資源管理火災情報システム(FIRMS)のリモートセンシングデータは、7月5日にロゾフの南と東の近くで火災を示し、
ウクライナ南部作戦司令部の報告書と一致している。ロシア軍は7月5日、南軸全域の前線後方のウクライナ軍のインフラを標的にし続けていた。