>>126の続き

さらに兵装転換の場面でも、南雲長官は
索敵の結果をふまえて決断を下しています。

「ミッドウェー攻撃隊指揮官(友永大尉)から再攻撃の要があるとの報を受けた
南雲長官は急いで第二次攻撃を実施して、ミッドウェーの航空兵力や基地を
制圧する必要を認めた。

そのため同長官は来襲する敵機の攻撃を受けながら、索敵機が索敵線の
先端に達する予定時刻(0415ころ)を待っていた。

その時刻になっても、索敵機は敵艦隊発見を報じて来なかったので、
同長官は予想していたとおり付近に敵艦隊は存在しないと判断し、
第二次攻撃をミッドウェーに指向することを決意した。

同長官は0415、待機中の艦攻の兵装を爆弾に代えるよう下令した」
                   (『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』)p288