>>417の続き

まずは黒島先任参謀の回想から。

「6月4日より前で、長官以下が艦橋に居たとき、大本営からだったと思うが、
”敵機動部隊らしいものがミッドウェー方面に行動中の兆候がある”
というような情報が入った。

そのとき山本長官は、これをすぐ”一航艦に転電する必要はないか”と言われた。
私は、宛名に一航戦も入っており、当然受けておるだろうし、
その搭載機の半数は艦船攻撃に備えているので、

無線封止を破ってまで知らせる必要はなかろうと申し上げて、転電しなかった」
                                    (公刊戦史)p249