私は「予令改竄の有無」は余り重視してはいませんが、

>>875
>何とか辻褄合わせをして 、戦訓として一 、暗号解読されていたこと
>〜戦闘詳報を書いたこの私がいうんだから 、まちがいない 」

いや、こっちの方が事実であれば、遥かに重大新事実の暴露ですよ!

実際の1AF戦闘詳報等にはそのような記述は残っていないし、
当時の一級史料『戦藻録』の戦訓関係にも記載は無い。
戦後刊行の古典『ミッドウェー』渕田、奥宮 にも暗号解読云々の記述は無い。
いずれも、何らかの知的手段等による我が企図の早期暴露、防諜の不備等が挙げられているだけで、
私の知る限り、吉岡参謀がミッドウェー海戦直後の戦訓詳報作成時に"暗号解読"と断定するのは
不可能、不自然だと判断します。
どんなに合理的に推測しても「暗号解読の可能性を考慮」どまりでしょう。

おそらく「海軍反省会」でのやり取りだと思いますが、吉岡参謀は、
戦中に怪しんでいたこと(一つの可能性としての暗号解読の疑い)と
戦後知り得た米側情報(暗号解読が実際に行われていた)を
記憶の混同等でごちゃ混ぜにしているのでは、と思われます。

またこの件(一 、暗号解読されていたこと)に他の参加者からの言及(突っ込み)が無いのであれば、彼等も同様かと。