>>898の続き

公刊戦史は以上になりますが、
番外編として「飛龍情報」というのもあります。

なんと、飛龍敵信班が敵呼出符号を傍受していたのです!

「6月4日夕食後、飛龍の白木二等兵曹は、前部下部電信室の
九二式特受信機のスイッチを入れ、指示されていた周波数に
ダイアルを合わせ、敵信傍受をはじめた。

何時ごろか、とつぜん非常に強力でごく短い通信を受信し、
あわてて鉛筆をもった。
最後の呼出符号がやっとわかり、暗号室へ報告すると、
敵空母の符号だといわれた」
              (『勇断提督山口多聞』生出寿/著)p182