>>951の続き

真珠湾を出撃した米空母が厳重に無線封止を維持していれば、
そもそも呼出符号は傍受できないはずですから。

これもちゃんとした通信記録は知りませんが、可能性は残ります。

「アメリカ側もまた通信について問題を抱えていた。

それは真珠湾とオアフ島のすぐ近くの哨戒艦艇間のTBSシステム
による交信を、スプルーアンスの無線員が聞いたということであった。

TBSシステムは超短波電波を利用する無線電話装置で、
それまで視界以上には到達しないと思われていたものであった。

事実において、TBSシステムがオアフ島から遠く離れた
第16機動部隊に届いたという事例は、その後再び起こらなかった」
              (『ミッドウェーの奇跡』上巻プランゲ/著)p189