ターゲットを警護バリアの外からアウトレンジして狙い撃つなら弾丸の飛翔距離、命中精度、
威力を高めないといけないから、山下が作った散弾グレネードみたいな銃ではその目的には
極めて不向きで、かといって命中精度や弾丸威力を高める為に銃身にライフリングを施したり
高初速に耐える銃身強度や弾丸の形状を工夫するとなると、それなりの材料の入手や加工が
必要で自宅での粗末な工具を使ったハンドメイドでは製作困難になるだろう

では離れた距離から狙撃する事を諦め、警護をかいくぐって接近して襲撃する作戦に切り替え
た場合、銃に要求される仕様は周囲を固める警護隊に目を付けられない様に出来るだけ小さく
隠し持てて、一瞬のチャンスを逃さず迅速に取り出せて確実に発砲出来る構造でなければならない
チャンスは1度きりで、いったん銃を取り出したが最後、確実に周囲の警護官に取り押さえられる
ので時間との勝負だ
そうなると至近で撃つから弾道性能が悪く初速が遅く低威力でも良い、命中確率と人体への
ダメージを考慮して散弾を使う発想は悪くは無く、となれば製作が容易な滑空銃身のショットガン
タイプで良くなる、これならばハンドメイドでも製作の難易度は下がる
ただ、山下が犯行に使ったあの2連自作銃ではその目的としても大きくかさばり目立ちやすく
バッグから取り出して迅速な発砲が難しく、とても接近して撃つ目的に合致した構造とは言い難い
せめてこんなコンセプトにならないものか
(タクティカル・ハンディ・ショットガン)
https://item-shopping.c.yimg.jp/i/n/mokei-paddock_602385


岡山では手荷物検査を恐れて近づけ無かったそうだが、そりゃそうだ、あんなデカ物はどうにも
隠しようがない、かといって離れた距離(10m以上)から撃っても成功はおぼつかない
こいつを知能犯と賞賛するお馬鹿さんがいるが、知能犯がこんなまともなシミュレーションも出来ず
目的に合わない武器、稚拙で行き当たりばったりな行動をしたりはしない
知能の使い方を間違っているバカのする暗殺劇だ