狩猟用ライフルや散弾銃を販売する創業明治28年の銃砲店。
浜田社長に山上容疑者が自作したという凶器の銃について聞いた。

浜田氏が注目したのは、銃弾が発射された際の白い煙だ。

浜田銃砲店 浜田修吾社長
「煙は明らかに多い。普通に使われている無煙火薬は、あんなに大きな煙は出ない。
しかもずっと煙が漂っていた印象があるので、
煙が多い火薬は黒色火薬といって、それを彷彿させるものがある」

黒色火薬は古くは火縄銃にも使われ、発射された際の白い煙が特徴だ。

しかし、市場に流通しているのは、無煙火薬を使った弾が中心で、
黒色火薬のものはほとんど無いという。そのため浜田氏はこう指摘する。

浜田社長
「弾のほうも恐らく自分で作ったものを使ったのではないか。
実際の弾は許可が無いと買えないので。入手はかなり難しい」

さらに浜田氏が注目したのが、銃の長さだ。
凶器の銃は、日本で通常、販売されているライフルよりも短いという。なぜなのか。

浜田社長
「短いと火薬がしっかり燃えない、(銃弾の)スピードが出ない、
 撃った時に銃がかなり跳ね上がり撃ちにくい」

上村彩子アナウンサー
「跳ね上がるとは、撃った衝撃で?」

浜田社長
「どうしても短いと跳ね上がる。そもそも凶行に及ぶわけですから、
 犯人としては短くしたのは単純に隠すため」