まぁ「悪用されると困る知識/情報」なんかも、ならば一律公開禁止にすればいいのかと言うとそうでも無いしね。

例えば所謂オレオレ詐欺の手口にしても、そのやり口を本やネットで知る事で一儲けを企む悪人もいる一方、
一般人や被害者の側もオレオレ詐欺の手口を知っていれば、食い物にされる確率は激減します。

「手製銃の製造法」を本気でネット上から根絶しようとするのなら、直接的な製造法やマニュアルの類を
公開禁止にするだけでは不十分です。

それこそ軍事や戦史や化学冶金学に迄跨る広範な知識を厳しく規制しないと、鉄パイプ銃みたいな
簡単な装置の作り方までネットから閉め出すなんて事は困難です。

それこそ小説1984クラスの徹底的な人権無視のサイバー監視社会にでもならん限りは。

だから知識と情報規制の関係はある意味民主社会の根幹に関わる難しい問題でもあるのです。