地対地ミサイル神話、というか宣伝の嘘も、あばかれた。
都市は、無制限に、敵の地対地ミサイルを吸収してしまえるのである。
現代の不燃都市は、ピルボックスとしては役に立たないが、
「ミサイル吸収材」としては包容力無双だった。

北鮮が韓国に1000発ばかりSSMを撃ち込んでも、いまのウクライナの
前線地方都市のようになるだけ。「火の海」はできない。

中共が台湾に3000発ばかりSSMを発射しても、同じことだろう。
まして北鮮ごときが揃えられるオーダーのミサイル数では、お話にならない。

そういうリアリズムが、「実験データ」とともに世界に呈示されてしまった。
気化爆弾を使おうが、地雷原爆破薬を使おうが、3000発を3万発に増やそうが、
何も変わりはしない。ガレキはそれ以上、燃えない。
不燃都市は、ガレキ化してもなお、「ミサイル吸収材」なのである。