契約のあまりの速さに、ポーランドだけでなく周辺国からもあれこれ話が出ているところだ。
特に48機を購入することにしたFA-50についていろいろと語られているが、
否定的な反応も相当ある。
彼らの主張を大きく要約するなら、F35やF-16、ラファール、ユーロファイター、
グリペンのような戦闘機がありながら、なぜよりにもよってFA-50なのか
ということだ。
前述した戦闘機の作戦能力がFA-50よりも優れているのは明らかな事実なので、
このような反応は当然だと言える。

ところがこれは現在の西側戦闘機の需給状況を知らないから出てくる発言だ。
ひとまずここに列挙された戦闘機は希望する期間内の導入が不可能だ。
ポーランドが2019年に32機を注文したF35だけでも納品は2025年以後から
5年間で順次行われる予定だ。
F-16、ユーロファイターは生産ラインが閉じられる直前で、
ラファール、グリペンの導入に至っては多くの時間が必要だ。