ハイマースは、夜に一撃してはすぐ逃げるという、奇襲的な使い方だと思う。

アメリカの人工衛星の情報とのリンクが非常に効果的なのだろう。しかし、戦況を変えるほどのものではないと思う。

やはり、ロシア軍の弱点はやはり兵力不足だ。現状では、東部の民兵がどこまで持つかが、わりに大きなファクターだと思う。

東部の民兵は、素人の住民も多いし武器も二流だが、戦意だけは異常に高い。マリウポリでもセベロドネスクでも、リシチャンスクでも、わりに市街戦を担当している。

 急がずに包囲すれば退却するのに、東部の民兵は、戦術的には不必要な市街戦に直ぐに突っ込んで行く傾向がある。

しかし、損耗が大きいはずだ。焦点のスラビャンスクも、彼らには因縁の場所である。しかし、彼らはいつまで持つのか?