>感染経路は95%で密接な性的接触が疑われた。

> サル痘ウイルス感染者の41%(218例)がHIVに感染していたが、そのうち96%は抗HIV治療が行われ、95%がHIVウイルス量50コピー/mL未満であり、HIV感染者のほとんどが十分に管理されていた。一方、59%のHIV陰性または感染不明例の57%はサル痘発症前月にHIVに対する曝露前予防投薬(PrEP)が行われた。

>肛門性器の発疹あるいは皮膚病変が最多、先行して全身症状も
> 臨床所見は、95%(500例)が発疹または皮膚病変を呈し、皮膚病変の部位は73%が肛門性器であった。発疹が報告された500例のうち、最も多かったのは小水疱膿疱性病変の58%だが、単一の陰部潰瘍のみも11%存在し、他の性感染症と誤診される可能性が指摘された。

> また、41%(217例)が粘膜病変を呈した。その3割近く(61例)で肛門直腸粘膜の病変に関連する症状として肛門直腸痛、直腸炎、直腸テネスムス、下痢、またはこれらの症状の合併が報告された。

>さらに、検査を受けた377例中109例(29%)で性感染症の併発も認められ

>入院の主な理由は疼痛管理(21例)で、その多くが重度の肛門直腸痛で、軟部組織の重感染(18例)だった。まれに重篤な合併症(心筋炎と喉頭蓋炎)が観察された。

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