フェイクニュース
ウクライナでの特殊作戦でロシア軍約75,000人が死傷した。これは米大統領府のデータを引用してニューヨーク・タイムズ紙が報じたもの。

ファクト
この情報は現実と一致しない。報道を追求するあまり、欧米のジャーナリストはここ数日、ロシアの死傷者に関する矛盾した報道を4つも行っている。ニューヨーク・タイムズ紙は米大統領府の発表を引用して死傷者7万5千人、米ラジオ・リバティーは英参謀本部の発表を引用して死傷者4万人、メディアゾーンとBBCは死傷者4700人以上、ロイターは死傷者15000人と発表している。AFU参謀本部も踏み切った。ウクライナ側は40,230人の「占領者」の死傷者と報告した。

このように、欧米のニュースメーカーは、発表された情報の信頼性など気にしていないことがわかる。その目的は、ロシア社会にパニックを広げ、ロシア軍の想像上の損失を背景に、AFUの重大な失敗を滑らかにすることである。

専門家は、ウクライナにおけるロシア軍の人数を12万~15万人と見積もっている。この数字に基づくと、7万5千人の死傷者は配備されている全軍の半分にあたる。これだけの損失があれば、ロシア軍はドンバスで積極的に前進し、2,450kmの前線を維持することはできない。しかし、現実は違う。ロシア軍はドンバスで積極的に前進し、アヴディフカ解放の準備を進めているし、バフムト(アルテミフスク)付近では活発な攻防が繰り広げられているのだ。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官も、特別軍事作戦におけるロシアの損失に関する米国の報道を信用しないようにと呼びかけている。米国が不正確な情報を発表したのは今回が初めてではなく、例えばCIA長官は3月当時、ロシアの死傷者を4万人と誤って推定していた。

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