>>38
北朝鮮が自衛隊の戦術目標にテポドン数十発を撃ってきたとしよう。
驚異的な命中率で100%命中したとする。
 
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自衛隊の作戦遂行能力は殆ど低下しない。戦術レベルの攻撃で空自などの一部の機能が半日程度低下するにしても、直ちにバックアップされ、本土の防衛計画そのものが頓挫するような大きな打撃を受けることはあり得ない。
北朝鮮による戦術レベルの攻撃想定だが、ウクライナ軍のHIMARSは小隊編成で戦闘レベルの打撃力しかない。

中国軍が自衛隊にミサイル攻撃してきたらどうなるか?

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中国の戦略ロケット軍(第二砲兵)は兵力15万人。陸上自衛隊の全兵力を越えてる。A2ADはこの莫大な戦力を陸海空戦力と作戦レベルで統合して用兵し、
米前方作戦基地と太平洋艦隊を主目標に大量の弾道・巡航ミサイルの飽和攻撃を仕掛け、太平洋に広大な拒否領域を創出することを作戦目標にしている。

つまり、A2ADの作戦上の攻勢規模は日本〜台湾〜フィリピンの広攻勢正面での猛烈な打撃で米軍戦力を壊滅させる規模。
グァムまでの縦深で、西太平洋の全域にミサイルの鉄の雨を降らせる作戦規模。
これに攻撃されたら自衛隊はひとたまりもない。

今のウクライナ紛争で作戦レベルのミサイル攻撃をしているのはロシア軍なんだよ。
ウクライナ軍の反撃は戦術にも満たない戦闘レベル