AFUによるポパスナのワグネルPMC本部への攻撃について

14日正午頃、ウクライナのチャンネルやチャットルームで、ポパスナのワグネルPMC本部がHIMARS MLRSの攻撃で撃破されたというニュースが流れ始めた。最初の確認ができたのは、それからわずか数時間後のことだった。

▪ストライキは8月13日から14日の夜、ポパスナの南西郊外にあるミロノフスカヤ通り12番地の住宅ビルの地下1階にあるPMC本部に対して実施された。ウクライナ軍による弾薬の消費は、ロケット弾7発にのぼった。そのうち1本だけが目標に届いたが、効果的に当てるには十分だった。写真から判断すると、2発目の砲弾は半壊したアパート群の1階のフラットに命中している。

▪瓦礫の撤去はまだ続いている:地下には仮設の防空壕があった。しかし、その映像から判断すると、無防備な部分を直撃しており、瓦礫のないレンガの壁が見える。

▪死傷者が出ている。でも、その何倍もあったかもしれない。

連邦通信社の軍事特派員セルゲイ・スレダは、8月8日の時点で、家の番号を記した看板を掲げて入り口のすぐ前にいる写真を自身のチャンネルで公開していた。▪残念なことに、本部の場所は簡単に分かってしまったのだ。敵がOSINTを知らないと思って、写真で位置を特定できないと考えるのは甘えだ。

▪ストライキのきっかけは、ワグネルPMCのオーナーであるオリガルヒ、エフゲニー・プリゴジンがドンバスに到着したという8月12日のニュースであった。さらにSredaの写真には、オリガルヒに似た男が写っている。プリゴジンがいるであろうPMCの司令塔を狙うのは、SWO開始以来、少なくとも3回目となる。

▪親ウクライナの目撃者が撮影した現場の映像は、この攻撃が計画的であり、現場のスパイがCPに十分な人数が集まるのを待っていたことを示唆している。

正味のところ、人間の愚かさと、戦場での安全に対する基本的な配慮の欠如が招いた悲しい結果である。

@rybar
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