まあ、十四年式は使えなくないが、北支一九式は設計と製造経緯が不明とはいえ、その改良された設計は明らかに14年式拳銃より洗練されて、操作性も向上した。
現地技術者の腕と実戦で鍛えたノウハウが本土の軍事官僚より優れるかもしれない。
民間発の浜田式の構造も九四式より近代的、軍の拳銃技術者の仕事ぶりに謎の拘りと発想が満ちていた模様。