米メディア、ウクライナ人がA-10の操縦方法を学ぶ施設を自力で構築した
https://grandfleet.info/us-related/ukrainian-builds-self-made-facility-to-learn-how-to-fly-a-10/
米国のTIMS誌は19日、ウクライナ人が提供が決まっていないA-10の操縦方法を学ぶ施設を自力で構築、パイロットの養成が始まっていると報じて注目を集めている。

米国はウクライナにA-10の提供を検討しているものの戦いのエスカレーションを懸念して決断を下すには至っておらず、
侵攻初期に歩兵としてロシア軍と戦ったゴーガン氏は「A-10提供に備えてウクライナに操縦方法を学ぶ施設を構築する」
というアイデアを思いつき、米空軍のA-10パイロットがVRヘッドセットを使用してバーチャルトレーニングを行っている
YouTubeの動画を発見、あらゆる人脈を駆使してA-10の操縦装置のレプリカ、シミュレーターを動かすためのPC、
VRヘッドセットなどの調達資金を確保。

このアイデアに賛同した空軍は施設へのパイロット派遣を約束、さらに退役した元A-10パイロットの協力も得て
バーチャルトレーニングで使用するソフトウェアやマニュアルに関する情報
(機密に触れない範囲=古いソフトウェアやマニュアルはパブリックドメイン扱いらしい)
を獲得して「A-10の操縦方法を学ぶ施設」を自力で構築してしまったらしい。

TIMS誌の記者は極秘の施設に案内され「ウクライナ空軍のパイロットがA-10の操縦方法を学んでいる様子」を目撃しており、
ウクライナ空軍はA-10を手に入れれば直ぐに飛ばせるかもしれないが、いつバイデン政権が
A-10提供にゴーサインを出すのかは今のところ不明だ。