ロシア空挺部隊(VDV)司令官であるミハイル・テプリンスキー大佐からオレグ・マカレヴィッチ中将への交代をめぐるミルブロガーの議論は、ロシア国防省内の2大グループ(従来の国防省組織を代表するゲラシモフ派と、国防省組織とあまり関係のないミルブロガーお気に入り派)との分裂をさらに強調するものであった。ある著名な軍事ブロガーが1月20日にテプリンスキーの交代を発表すると、他の軍事ブロガーたちの間で、この状況に対する混乱と懸念の声が巻き起こった[2]。 何人かの軍事ブロガーは、ロシア国防省(MOD)がなぜ、尊敬されているキャリアVDV司令官の代わりに、戦闘経験のない「学者」を配置したのかと疑問を投げかけた[3]。
[ある軍事ブロガーは、ロシア国防省がウクライナにおけるロシアの作戦の「重要な」指揮官であるテプリンスキーと元戦闘司令官のセルゲイ・スロヴィキン陸軍大将を「解任」したと述べた(スロヴィキンは解任ではなく、下位指揮官に降格しただけであるが)。 [4] いくつかの軍事ブロガーは、テプリンスキーが、攻撃作戦の計画におけるロシア空挺部隊の使用に関して、ロシア参謀本部、つまりヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長の意向と異なるために解任されたと主張した[5]。 ゲラシモフの指示による可能性が高い動きに対する軍事ブロガーの強い批判は、ロシアの情報スペースが、ロシア国防総省内の変更を、親ゲラシモフのキャンプと軍事ブロガーのお気に入りとして認識されている人々の二元的に見るようになっていることを示唆するものである。
@ISW

国防省内でもゲラシモフ主流派と非主流派があるらしい。
で空挺軍の指揮官がTeplinsky大将から、Makarevich中将に変わったのも、この2つの亀裂みたいな。
Teplinskyは実践経験豊富で軍事ブロガーの間でも人気が高かったのが、全く実戦経験のない学者指揮官に変わったのが不満であるみたいな。
で幾人かの軍事ブロガーはTeplinskyは参謀本部と、つまりゲラシモフと、ロシア空挺兵の計画されている攻勢での使用法で不一致があって解任されたと。
でロシアの言論空間もそれに従って割れてるよ、みたいな。