>>384
>カルト集団の本質は「一発逆転」です。特別な思想や修業で世の中を大きく変えたり救ったりすれば、凡人からヒーローに一発逆転ってわけです

日本では殆ど知られていない教義ですが、米国のキリスト教系原理主義教会らの間では「空中携挙(ラプチャー)」なるものが広く信仰されています。

これはどういう事かというと、キリスト教で言う所の所謂「終末の日」の直前に、真に正しき信仰を持つ者と、無原罪の赤子や出産前の胎児だけが
空中から差し伸べられた神(ないし天使)の手によって地上から救い上げられ、生きながら天国に迎えられます。

そして地上に残された悪人異教徒無神論者どもは全員世界の滅びと共に地獄の炎に焼かれて死に絶える様を、一足先に天界に連れ出された
心正しき者たちは文字通り高みの見物をしながら眺められるという教えです。

この様な教えと信仰にハマってしまった者たちは、
「正しき信仰を持つ我々は終末の日には天国行きが保障されているが、いい気になって我々を馬鹿にしたお前らは全員地獄行きだザマーミロ♪」
「正しい信仰を持たない金持ちやエリートセレブは地獄行き確定なのだから、天国行きが決まっている我々こそが本当の勝ち組だ」

という具合にいつ起こるかも知れない終末の日イベントを心待ちにして、自らを選ばれた存在だと歪んだ選民意識を植え付けられるのです。

米国にはこんなのが軽く何千万人もいて、政治的にも無視できない勢力です。