>>738
トマホーク「7割撃墜」は本当か
https://www.47news.jp/2276168.html

米統合参謀本部のマッケンジー中将は、シリア軍は40発の対空ミサイルを撃ったがいずれも迎撃に失敗。
対空ミサイルの大半が、巡航ミサイルが目的を破壊した後に撃たれたもので、米英仏側の攻撃は「正確で圧倒的」だった一方、シリア軍の防空システムは「大部分はむだなもの」と指摘した。

 攻撃を巡って双方の主張は真っ向から対立するが、どちらの言い分が正しいのか。米英仏が発射したミサイル数と、
現地の実際の被害状況を照らし合わせるぐらいしか検証する方法はなさそうだが、米CNNテレビが面白いデータを報じた。
米国防総省は攻撃対象3か所がどこにあるかを示す地図を明らかにしているが、CNNは民間の人工衛星会社に依頼して、
攻撃対象の攻撃前と後の衛星写真を入手、比較した。

 それによると、米国が化学兵器関連施設と主張するホムスの施設群について、シリア国営テレビはすべての
巡航ミサイルは迎撃され被害はなかったとしているものの、13日の衛星写真にあった2施設が14日の写真では
完全に破壊されていることが判明。ダマスカス近郊の施設についても8日の写真であった建物が、その後がれきと化している様子が写っている。

 ロシア軍の主張に完全に対応した調査結果ではないものの、シリアの「大本営発表」を補強するロシアの旗色は悪そうだ。
よくよく考えれば、30年以上も前の旧式の対空ミサイルでトマホークを撃墜できるのなら、S300やS400など、
新世代のミサイルの開発は必要なかったのではないかとの疑問も湧いてくる。ロシア国防省は今回の空爆を受けて、
S300のシリア供与を検討する考えを明らかにしている。