行き場失う天然ガスを大量焼却?  環境への影響懸念も ロシア
https://news.yahoo.co.jp/articles/075c1559c232ecb507906d8484f14939e711992a
英BBCは26日、世界的にエネルギー価格が高騰する中、ロシアが行き場を失った大量の天然ガスを焼却していると報じた。

 専門家からは、環境への影響を指摘する声も上がっている。

 BBCによると、フィンランドとの国境に近いポルトバヤにある液化天然ガス(LNG)プラントでは、推定434万立方メートルのガスが毎日燃やされているという。ポルトバヤにはロシアとドイツを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム」の関連施設がある。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州諸国はロシア産ガスへの依存度を引き下げ、ロシアはノルドストリーム経由でのドイツへのガス供給量を大幅に削減している。ドイツのベルガー駐英大使はBBCに対し、「ロシアは他にガスを売るところがなく、燃やすしかないのだ」と述べた。