産経〈独自〉沖縄有事の増援強化 船舶8隻、航空機16機 防衛力整備計画
https://www.sankei.com/article/20221213-PYQKHYP3AZO7BCNMWH6Y3J5ZEQ/
沖縄県など南西諸島での有事の際に県外から増援する機動展開能力を強化するため、令和5年度以降
5年間で輸送船舶8隻、輸送機・空中給油機計16機を増強することが13日、分かった。これまで宮古島や
石垣島など先島諸島への部隊移動には約1カ月を見込んでいたが、台湾有事が南西諸島有事に波及
することをにらみ大幅な短縮を目指す。

5年間で中型級船舶(LSV)や小型級船舶(LCU)など計8隻に約600億円を計上。大型の輸送艦よりも
小回りが利く中型や小型を充実させる。C2輸送機6機に約2千億円、KC46A輸送機や空中給油機計10機に
約4千億円をそれぞれ割く。CH47ヘリコプターなども拡充する。民間活力導入(PFI)方式で民間海上輸送力を
強化するため約1千億円を計上する。また、大型港湾が未整備でも臨時に桟橋を設置できる陸揚げ支援システムの
研究開発を推進。コンテナトレーラーや大型クレーン、大型フォークリフトの調達も進める。