いずれ11月には泥濘の季節がきて、それによって膠着して先が見えないという状況になるかもしれず、
加えて天然ガス価格も10月から暖房の季節が始まってどうなってるか分からず、ウクライナへの
武器・資金支援の継続にまた不確定要素が増えてくるかも。

で、そのときにウクライナの攻撃能力に限界がみえてきているとしたらまずいんでは。
ロシア軍に攻撃限界点があるなら、ウクライナ軍にもあるだろう。そうならずにまだまだ攻撃できるぞ
という状態で11月をむかえないと、支援のしらけムードにより戦争に勝てないかもしれない。

国際支援の流入を維持するために「膠着」はたぶん禁忌なんだろうが、一方で人員や装備を急速に消耗する
攻撃作戦も続けるとしたら賢くやらないといけない。それで積極的防御みたいな考え方が政権や軍の幹部から
しばしば出てくるのかもしれない。ただし意味はズレて、攻撃はしてるけど、ただちに戦略的勝利はめざしてない、
みたいなニュアンスに事実上なってる。