北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、
第1管区海上保安本部(小樽市)の巡視船「つがる」が9日、
ロシア・サハリンのコルサコフ港に入った。
北方領土・国後島などで見つかった乗船者とみられる3人の遺体を同日中に引き取り、
10日以降に道内に戻るという。
国後島では5月に男女2人の遺体が、サハリンでは6月に男性1人の遺体が見つかったと
ロシア側から連絡があった。海保関係者によると、ロシア側でのDNA型鑑定の結果、
乗客乗員のDNA型と一致した。