>>170 「ウクライナの急激な進攻の背後にある決定的な瞬間」ーニューヨークタイムズ紙より

~この間の時系列はあいまいに書かれてるのか?~
・ウクライナの複数の将軍やアメリカの当局者たちは、そのような大規模な攻撃作戦は、膨大な死傷者をもたらして、しかも広い地域を(膠着せずに)すばやく奪還することに失敗すると考えていた。そこでウクライナ軍の複数の指揮官は、それまで作戦の詳細についての情報共有に消極的だった態度を変化させて、英米の情報当局者に(作戦について)より打ち明けて、助言を求めた。
・(その後)ウクライナ大統領府顧問のイェルマクとサリバン米大統領補佐官が反転攻勢の計画について複数回話し合った、とある(米)政府高官が明かしている。
・ミリー米統合参謀本部議長とウクライナ軍幹部が、情報(分析)と軍事支援について定期的に話し合った。キエフでは、ウクライナ軍とイギリス軍の当局者たちが従来から協力してきた一方で、新たにアメリカのハーモン准将が駐在武官としてウクライナ軍の幹部と日々会合を行うようになった。
・アメリカとウクライナの当局者たちにより夏に行われた図上演習で、ウクライナ南部の広い地域にまたがった攻撃作戦は失敗するだろうという結果が出た。ウクライナ軍の当局者たちは、アメリカの懐疑論で理論武装して、ゼレンスキー大統領のところに再び戻った。
・一連の図上演習で、反転攻勢のいくつかの方法は他よりも成功しそうだということが示された、米側はそのことを助言し、ウクライナ側が自ら判断した、とカール米国防次官(政策担当)が明かした。ロシア軍は南部で始まった反転攻勢に対応するために南部に兵力を移動させており、北東部では見た目より脆弱な部分があるだろうとアメリカ側は考えていたという。
※8/1 ロシア軍の南部への配置転換により、イジューム方面に反転攻勢の機会が生まれる、とISWがレポート
~この間の時系列はあいまいに書かれてるのか?~

・ウクライナ軍は、単一の大規模な攻撃作戦ではなく、ヘルソンとハルキウ付近の2つの攻撃計画を(ゼレンスキー大統領に)提案した。
・新たな攻撃計画について、再度図上演習が試されつつ、英米とウクライナによる評価が行われた。3か国の当局者たちはうまくいく、ゼレンスキー大統領が求める明確で大きな勝利になる、という意見でまとまった。
(2/2)