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このこと[虚偽の蔓延]は長らくロシア及び旧ソ連の軍部が抱える問題の一部であった。トム・クランシーとラリー・ボンドは『レッド・ストーム作戦発動』でその点を描写しており、
物語内でのことだが、ソ連軍将官は戦争開始前に、“他の者への警告を目的として”、数人の上級将校を処刑している
【補足 1/ 】
「13/ 多くのロシア兵が虚偽報告の直接の結果として死傷した可能性は大きい。兵士の供述によると、
指揮官たちは成功を騙る虚偽戦果報告を行い、その後の攻撃は虚偽報告に基づいて実行される」
「24/ ヒトラーの存在しない師団を思い出してください。ヒトラーはその“いない”師団で、戦況を正し、ロシア軍の機動を食い止めて撃破し、
または反撃した、等々のつもりでいたのだ。私たちはほぼ同じ光景を今、見ている。計画は報告に基づいている」
「31/ 最終的に報告が指揮系統の頂点へと、つまりロシア国防省指導部とプーチン自身へと届くまでに、
報告はひどく歪んで不正確になっているので、戦争を指揮する人々が戦場の実情を、極めて非現実的な形で把握している可能性はかなり大きい」