プレジデントオンライン 8/19

(前略)
■ユーロ危機をめぐる南欧諸国の恨みは深い

ただ、南欧諸国がドイツを敬遠している一番の理由は、なんと言っても、2009年のユーロ危機の際のドイツの対応だろう。
ユーロ危機がギリシャの放漫経営によって誘発されたことは確かだが、
しかし、当時、救済グループの先頭に立ったドイツが、財政が破綻してしまった国々に対して、
どれだけアコギなことをしたかを彼らは忘れていない。

今回、スペインの環境相は、
「われわれスペイン人は、エネルギーに関しては分相応の暮らし方をしてきた」
と発言していたが、
これは、当時、ドイツのショイブレ財相が南欧諸国に対し、
「分不相応の暮らし方をしてきた」と責め続けたことへの皮肉だ。