内閣支持率32%で10月解散が現実味
「今なら野党は戦えない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/62a4250748b537aa2c0d56e43d8acf761c731a85

「内閣支持率が非常に厳しい状況になってきています。
国民の信頼を取り戻すべく、それぞれが努力する以外、支持率を伸ばすということはできないと思います」

9月15日、ラ党の森山裕選挙対策委員長は記者団の前でこう述べた。
同日に時事通信が発表した9月の世論調査で、岸田内閣の支持率は前月比12.0ポイント減の32.3%と急落し、昨年10月の政権発足後最低となった。
もはや、“努力で頑張る” 以外、なんの策もないレベルまで突入してしまったようだ。

ある内閣官房関係者がこう話す。
「これまで出てきた支持率とはレベルが違う低さですから、官邸はじめ永田町に大激震が走りました。
岸田首相も頭を抱え、『呪われているのかな、お祓いにでもいこうかな』と冗談半分に言っていましたが、目は本気でした。

統一教会問題は、8月におこなった内閣改造の前倒しではまったく収まらず、
ラ党の “点検” 結果のお粗末さもあって、かえって炎上してしまいました。

国葬についても、岸田首相が9月8日に自ら閉会中審査に臨んだにもかかわらず、
世論の支持は一向に得られる気配がありません。すべてが裏目に出ている形です」

岸田首相は「これ以上、なにしろっていうんだ……」とぼやいたというが、頭の中ではすでに結論が出ているのかもしれない。
いちばんの懐刀である木原誠二官房副長官が「解散論」を吹き込んでいるからだ。

「ここまで追い込まれての解散は、2021年、菅義偉前首相が政権末期に解散に打って出ようとして封じられた状況を彷彿させます。
いまの岸田首相も進退極まっていますからね。
菅前首相のように追い込まれる前に、具体的には国葬を終えて経済対策を取りまとめた直後の10月中旬に解散する可能性が浮上しているのです。
もはや、『(2025年まで国政選挙がない)黄金の3年』などと口にする人間は誰もいません」(前出・内閣官房関係者)