【冒頭部要旨】ISW ウクライナ戦争評価報告 2135 ET 18.09.2022
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プーチンはロシア正規軍よりも各種非正規部隊への依存を高めつつある。ISWの以前の推測通り、プーチンは戦争指導において、
ロシア軍高級司令部及び国防省を迂回するようになっており、軍部との関係が悪化している。
結果、クレムリンは各種非正規部隊(義勇志願兵、D/LNR部隊、FSB準軍事部隊、
ロスグヴァルディア部隊、囚人も含むワグネル部隊)を正規軍の予備ではなく、作戦の中心にあてようとしている。

著名な軍事ブロガーが、第3軍団に続き“第4軍団”を編成する動きがあると伝えているが、
これが事実ならば、現在ロシアで全国的に展開されている募兵キャンペーンと関係している可能性がある。
なお、このような非正規的手段による戦力確保の動きに関して、ロシア軍の退役軍人から「義勇志願兵大隊ではなく、
任務に適した従来型の師団を用意すること」を求める声もあがっている。

ロシア軍が正規軍以外の戦力に依存することで、戦場における軍の一体性は損なわれ、
待遇の違いが部隊内及び部隊間での緊張を増すことになる。なお、このような非正規部隊に共通している要素は、
「訓練と戦闘準備が完全に不十分である」という点である。

非正規かつ即成訓練の兵員による部隊は、ロシア軍にとって有効な戦力にはならない。
一例をあげると、フォーブス誌の報道によれば、新編成の第3軍団はハルキウ州への防衛戦力として投入されたが、
何ら戦況に影響を与えることなく、“消え失せてしまった”とのことである。
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